2019-2020年度製品総合カタログ
29/500
4本のリード線を用いリード線抵抗によるゲージ率の補正や接触抵抗による測定誤差が生じない新しい測定法です。リード線による初期不平衡を除くことができリード線の温度変化による抵抗値変動の影響も受けません。1ゲージ法3線式では太く短いリード線を推奨していますが、1ゲージ4線式では細いリード線やコネクタによる結線および延長が可能です。種類の異なるリード線やひずみゲージそれぞれの最適な長さであっても補正計算は不要となります。適応測定器は当社製データロガー、スイッチボックスに限定されます。1ゲージ4線式ひずみ測定法はゲージ抵抗(R)と基準抵抗(Rs)による簡単な直列回路を構成しひずみを測定します。ひずみゲージの両端に電圧(E)を印加し任意の電流(i)を流します。ゲージ抵抗で発生する電圧(V)と基準抵抗で発生する電圧(Vs)からひずみを求めます。電流の流れる経路と電圧を測定する経路が別なので、リード線抵抗または接触抵抗(r)の影響を受けずに測定することができます。R : ゲージ抵抗Rs: 基準抵抗r1〜r4 : リード線抵抗または接触抵抗i: ゲージ抵抗と基準抵抗に流れる電流E: 電圧源V: ゲージ抵抗に発生する電圧Vs: 基準抵抗に発生する電圧iRRsEVVsr1r3r4r2当社のほとんどのひずみゲージにモジュラープラグ(RJ12)付き専用リード線を接続することができ、配線作業の効率化と配線ミスの防止、リード線の繰り返し利用ができコストダウンが可能です。データロガーの内蔵スイッチボックスまたはスイッチボックスのモジュラージャックにワンタッチ接続モジュラープラグを使わない場合4心シールド線を直接結線モジュラープラグ付き1ゲージ4線式ひずみゲージモジュラープラグ(RJ12)付き4心平行線でワンタッチ結線注)データロガーTDS-540の内蔵スイッチボックスは対応していません適用センサモード 1G4W120Ωゲージ抵抗120Ω 1G4W240Ωゲージ抵抗240Ω 1G4W350Ωゲージ抵抗350Ω適応測定器データロガーTDS-630/TDS-540(オプション対応)/TDS-150/TC-32Kスイッチボックスのモジュラージャックにワンタッチ結線で1ゲージ4線式ひずみ測定ができます。スイッチボックスIHW-50H/IHW-50G/ISW-50G/SSW-50D/FSW-10●3軸ロゼットゲージ(収縮チューブ型)各軸に1ゲージ4線式の4平行リード線とモジュラープラグを設けた3軸ロゼットゲージでは静ひずみ測定用としてデータロガーやスイッチボックスにワンタッチ接続で3軸のひずみ測定ができます。注:動ひずみ測定には対応していません。・3軸 0º/45º/90º積層型使用リード線 0.08mm2モジュラプラグ付ビニール線使用温度範囲-20~+80℃FRA-2-11-○LQM (モジュラープラグ4線 RJ12 6-4) ○はリード線ご希望の長さ 測定原理 結線・対応測定器28ひずみゲージ11ゲージ4線式ひずみ測定法
元のページ
../index.html#29