2019-2020年度製品総合カタログ
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425特殊測定システム5FWD︲Light®小型FWD小型FWDシステム小型FWDシステムFWD-Light®(Portable Falling Weight Deflectometer)特 長●小型軽量で優れた可搬性●短時間で豊富なデータ収録●2つの測定システム 小型FWDシステム ワイヤレス小型FWDシステム●バッテリ駆動で任意の場所で測定●データ収録ソフトウェア標準装備小型FWD - Portable Falling Weight Deflectometer は、従来のFWDが大型で車載型となっているのに対し、持ち運びができる程度の大きさで、重錘を持ち上げ任意に落下させて衝撃荷重を発生させます。この時の衝撃荷重と載荷点直下の変位量を測定します。盛土・切土・路床・路盤などの土構造物について剛性を短時間に非破壊で測定する動的載荷試験装置です。地盤の剛性評価に必要な地盤反力係数(K値)と、CBRや一軸圧縮強度に換算可能な変形係数(E値)を測定することができます。専用表示器を使用する2線式小型FWDシステムとパソコンに直接記録するワイヤレス小型FWDシステムの2つのタイプを用意しています。FWD-Light(エフダブリュディーライト)は(株)東京測器研究所の登録商標です。インターロッキングブロック舗装鉄道盛土ワイヤレス測定FWDシステムは小型FWD本体の重錘を自由落下させ、そのときの衝撃荷重値と変位量を荷重計、加速度計を用いて測定します。変位量は加速度計の測定値を2回積分することで求めています。また、外部変位センサ KFDS-1BまたはKFDST-1A(ワイヤレスタイプ)を用いて4点までの外部変位を同時に測定することが可能です。加速度データの積分では当社独自の処理(特許)を行ない、ばらつきの少ない高精度の変位結果が得られます。荷重計、加速度計の出力は小型FWD本体内蔵のA/D変換器でデジタル変換されます。1).小型FWDシステムこの測定システムは当社独自の2線式伝送ラインの技術(特許)を用いて、本体KFD-100Aによる測定データは表示器TC-351Fに転送されます。表示器では各種の解析結果を表示すると共にメモリカードに記録します。RS-232Cインターフェースによるデータ取り込みがパソコンでもできます。また、専用プリンタDPU-S245(オプション)に測定結果を印字できます。2).ワイヤレス小型FWDシステムこの測定システムはワイヤレス送信機を内蔵した本体KFDT-100Aから無線で転送されたデータをパソコンにUSB接続したワイヤレスFWDコントローラZT-120FまたはZT-121Fで受信します。外部変位センサはワイヤレスタイプのKFDST-1Aを使用し、最大4台までの測定データをコントローラで受信します。パソコンには荷重や変位等の波形表示と共に各種の解析を行なう、計測・処理ソフトウェアが必要です。■地盤反力係数:KTML 計算式 P R KTML= x x103 πr 2 D R300 KTMLTML式小型FWDシステムに よる地盤反力係数(MN/m3)P荷重 (N)D変位 (m)r載荷板半径 (m)R載荷板直径 R=2r(m)R300基準載荷板(φ300mm)の直径■変形係数:ETML 計算式 Boussinesq (ブシネスク)理論式 (1-ν2)P ETML= 2 r D ETMLTML式小型FWDシステムによる変形係数(MN/m3)P荷重 (N)D変位 (m) Burmister (バーミスター)理論式 2(1-ν2)P ETML= πr D r載荷板半径 (m)νポアソン比(0.3、変更可能)工場出荷時の設定はBoussinesq (ブシネスク)になっています。地盤の剛性をスピーディーに測定調査費用を低減かつ面的な施工・品質管理が可能
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