2025-2026年度 製品総合カタログ
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頻度疲労被害度401風による振動・張力レベル + 物理量走行時の振動・衝撃レベル マルチレコーダ株式会社東京測器研究所ひずみゲージ変換器測定器自動車関連計測システム特殊測定システム計測ソフトウェア計測コンサルタント測定器マルチレコーダ●極大値・極小値法(PEAK-VALLEY)●最大値・最小値法(MAX-MIN)●構造物の挙動測定鉄塔など屋外設置の構造物は、気象条件によってさまざまな影響を受けます。適切なセンサとマルチレコーダシステムを用いることにより、構造物部材の応力やワイヤの張力、振動などとともに、風速、風向、気温などの頻度データが得られます。平常時に生じている微動や、強風時に発生する最大張力、振動などのデータが、整理されたヒストグラムのかたちで得られるわけです。したがって、実働状態にある構造物の挙動測定に役立ちます。極大・極小 時間 振幅など - ●材料の疲労寿命の推定材料があるレベル以上の荷重を繰り返し受けると最終的には破壊すること、そして破壊を起こす荷重の大きさと繰り返し回数には一定の関係があることは、よく知られています。車両、機械、建築構造物などを構成する部材には常にランダムな荷重が作用していますが、それが部材に対してどのような疲労被害を与えているかを知ることは重要なことです。材料が受ける実働応力を計測し、頻度解析を行い材料のS-N線図と線形累積損傷則により疲労寿命評価が可能です。応力振幅 短い周期で変動している量、例えば機械振動などの測定に用いられます。極大値信号波が正の勾配から負の勾配に変化した時、これを極大値と定義します。極大値が正の時はスライスレベルN−1とNとの間にある極大値の頻度をセルナンバNに、極大値が負の時はスライスレベルN+1とNとの間にある極大値の頻度をセルナンバNに積算します。実際には無効振幅Xの設定により、そのデータが正の勾配で振幅X+1以上になり、次の負の勾配で振幅X+1以上になった時のみ有効となります。極小値信号波が負の勾配から正の勾配に変化した時、これを極小値と定義します。極小値が正の時はスライスレベルN−1とNとの間にある極小値の頻度をセルナンバNに、極小値が負の時はスライスレベルN+1とNとの間にある極小値の頻度をセルナンバNに積算します。極大値と同様に無効振幅が有効となります。オーバカウント極大値・極小値がフルスケールを越えた時は最大のセルナンバとオーバカウントデータに積算します。最大値信号波が判定レベルを正の勾配で通過し、次に判定レベルを負の勾配で通過するまでの間に達した最大のレベルを最大値と定義しスライスレベルN−1とNとの間にある最大値の頻度をセルナンバNに積算します。実際には無効振幅Xの設定によりそのデータが正の勾配で振幅X+1以上になり、次に負の勾配で振幅X+1以上になった時のみ有効となります。最小値信号波が判定レベルを負の勾配で通過し、次に判定レベルを正の勾配で通過するまでの間に達した最小のレベルを最小値と定義し、スライスレベルN+1とNとの間にある最小値の頻度をセルナンバNに積算します。最大値と同様に無効振幅が有効となります。オーバカウント最大値・最小値がフルスケールを越えた時は最大のセルナンバとオーバカウントデータに積算します。ヒストグラムレコーディングの応用例主な頻度解析方法

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