FBGひずみゲージ OFSG-10A/-10B

強力な磁界が発生する電気モーターや変圧器などのノイズ源近傍をはじめ、石油化学・天然ガス・水素環境下、化学合成プラントなど、電気抵抗式のひずみゲージでは対応出来なかったあらゆる環境下のひずみ測定に最適なセンサです。

FBGひずみゲージ OFSG-10A/-10B
特長
  • 温度補正機能付き
  • 電気的ノイズ・絶縁低下の影響を受けない
  • 両端コネクタ型OFSG-10Bでは多点接続可能
  • FBG光ファイバひずみ測定器TFM-104との組合せでひずみを直読可能
  • 取り扱いが容易(ひずみゲージと同等)
  • 測定対象は、鋼材、コンクリート、FRPなどの複合材料
  • 仕様

    型名 OFSG-10A OFSG-10B
    測定対象 金属、コンクリート、複合材料
    ベース材料 メタルベース
    適用接着剤 スポット溶接、CN、EB-2
    FBG光ファイバ諸元 FBG長(mm) 10
    中心波長(nm) 約 1530~1565
    ファイバ ポリイミドコートSM光ファイバ
    使用温度範囲(℃) -30~+80
    ケーブル長(mm) 約 90
    コネクタアッセンブリ SC/APC
    コネクタ数 1 2

測定原理

FBGの反射波長は、ひずみと温度に依存して変化します。仮に測定対象にFBGを貼付けた 場合、測定対象に発生するひずみだけでは無く、温度変化に伴う見かけのひずみ成分も同時に測定されます。そのため、温度変化の大きい環境下では、適切な温度補正が必要となります。
FBGひずみゲージOFSG-10A/-10Bは、中心波長の異なるひずみ用と温度補正用の2つのFBGセンサから構成されています。温度補正用センサは測定対象に発生するひずみの影響を受けない構造とすることで、温度変化に伴う見かけのひずみ成分を検出、除去し、測定対象に発生するひずみを精度良く測定することが出来ます。

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FBG ひずみゲージ 使用例

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OFSG-10を溶接で取り付ける場合、専用の溶接機「ゲージ取付器W-50RC」が必要です。

使用イメージ

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