DC-204R/DC-104R FAQ

  • 同期ケーブルは20cmしかないが延長可能ですか。

    同期ケーブルの延長は出来ません。

  • 頻度計HR-908A 用のアッテネータケーブル(以下ATTケーブル)は使用できますか。

    HR-908A 用のATTケーブルはDC-104Rには使用できません。
    必ずDC-204R/DC-104R専用のATTケーブルCR-4010 (オプション)を御使用ください。

  • ローパスフィルタの特性で、オクターブあたり何dBさがるのでしょうか。

    オクターブ当り12dB低下します。(‐12dB/oct )
    尚、DC-204R/DC-104Rのローパスフィルターはバタワース型(位相平坦型)です。
    詳細はこちらを参照してください。

  • スタートトリガがかからないのですがどうしたらよいですか。

    データトリガはレベルとスロープがともに設定内容と一致しないとかかりません。
    また、トリガは係数をかける前の測定ひずみ値(または電圧値)に対して有効です。係数を-1に設定してレベルの極性、スロープの傾きを逆に設定しても無効です。トリガはかかりません。
    (ただし、係数を‐1に設定しておくとモニタ表示では極性が逆になります。)
    例として、レベル:-20 、スロープ:down でトリガをかけたい場合、
    係数を-1に設定したからといって、レベル:+20 、スロープ:up と設定しても
    トリガはかかりません。レベル:-20 、スロープ:down と設定してください。
    また、トリガレベルの設定は設定フルスケールの0~±100%までの1% ピッチです。
    例:設定フルスケール:5000μεの1% = 50μεピッチ
    あまり低い設定レベルですと、ドリフトやノイズによりトリガがかかる可能性があります。

    FAQ_104R_1
  • バッテリで長期間測定したいのですが、どれくらいのバッテリを用意すればいいですか。

    たとえば測定期間を1週間と仮定します。
    DC-204R/DC-104Rの消費電流を最大0.4A としますと
    0.4(A)×24(時間)×7 (日)=67(AH)
    となり、約70AHのバッテリが必要となります。ただし、バッテリの自然放電や環境の温度などを
    考慮し、安全を考えるとこの倍くらいのバッテリが必要と思われます。(38AHの車のバッテリで3~4個分)
    ソーラーシステムを利用して測定する場合は以下のようなシステムになります。
    ソーラーパネルやバッテリの容量などを考慮して、安全側になるよう機種を選定する必要があります。

    FAQ_104R_2_0

    オプションのバッテリパックBA-104を使用して測定すると、
    単三型ニッケル水素電池:約5時間(常温)
    アルカリ乾電池:約3時間(常温)の測定が可能です。
    この場合、新しい電池と古い電池、種類、銘柄などの異なる電池を混ぜて使用しないでください。
    充電式電池では同時に充電したものをご使用ください。

    ※ DC-204R/DC-104Rの消費電流について
    仕様書より消費電流は3.5VA です。ブリッジが350Ωであれば若干少なくなります。また使用CHが減ればさらに少なくなります。
    尚、DC-104Rに供給する電源電圧は10~16 VDCです。 

  • DC-204R/DC-104R を複数台接続する時に、USBハブの電源(ACアダプタ)は必ずいれなければならないのでしょうか。ハブによって、ACアダプタ有り無しがあるのですがどうしたらよいですか。

    USBハブの電源(ACアダプタ)を入れる必要はありません。
    DC-204R/DC-104RはUSB から電源をもらっていません。ただし、各DC-104Rへの電源供給は必要です。

  • DC-204R/DC-104R のフリーランで、1回の測定を複数のファイルでデータを収録しました。データ整理で、ファイルとファイルの接合部でデータはつながるが、ヘッダの時間が秒単位なので時間がきれいにつながらないのですがどうしたらよいですか。

    ヘッダの時間が秒単位であるのに対し、サンプルはμsecやmsec なのでどうしてもぴったりになりません。ファイルサイズがぴったり1秒で割り切れないので、ヘッダの時間とサンプル数で差が出ます。最初のファイルの時間を基準にサンプル数で時間を求めてください。

  • 複数台での測定で、同期がとれないのですがどうしたらよいですか。

    DC-204R/DC-104R は8台(32CH)まで、同時サンプリングで測定が可能です。
    複数台での測定で同期をとるには、同期ケーブルCR-6180 (オプション)が必要です。
    1台目のDC-204R/DC-104RのOUTから次のDC-204R/DC-104RのIN に接続します。次の台も同様に接続します。
    IN コネクタが空きになっている台が自動的にマスターとなります。マスターがサンプリングを開始すると同時にスレーブもサンプリングを開始し、同時に終了します。また、同時に測定する複数のDC-204R/DC-104Rについて、以下の設定項目はすべて同一に設定してください。異なりますと測定ができません。

    複数台の測定時に、同一に設定しなければならない項目

    ○ 使用チャンネル数
    ○ トリガーモード
    ○ サンプリングレート
    ○ 測定データサイズ
    ○ プリエリア

    注 同期ケーブルの接続は、全てのDC-204R/DC-104Rの電源をOFFにして行ってください。
    また、電源の投入はマスターから先にいれてください。