小型動ひずみ測定器DC-104R
配布者:株式会社 東京測器研究所
著作権:株式会社 東京測器研究所
ファームウェアアップデートを行う際の注意
DC-104R/Ra(以下、本測定器)には、EEPROMの書き換え機能があり、WEB上でバージョンアップ
プログラムの配信を行なっております。
バージョンアップを行なう際は「使用方法・手順1」と取扱説明書の「4-3.DC-104R/Raのバージョンアップ」または「使用方法・手順2」をよくお読みください。
小型動ひずみ測定器 DC-104R/Ra Ver.3.2Bファームウェアアップデート 2009/03/19
■修正内容
・CFカードのスピードチェックを行うと正常な判定が行われない場合がある。
(DC-204R/204Ra用CFカード以外のメーカ製CFカードで発生する場合がある。)
本機はCFカードに高速なランダムアクセス性能を要求しますので、指定カードをご使用下さい。
※注意:本測定器を複数台接続して使用する場合には、全台の MAIN ROM バージョンを合わせてください。(正常な計測が出来ません。)
■対象
現在ご使用の小型動ひずみ計「 DC-104R」が
Ver.1.0A,1.0B,1.0C,2.0A,2.1A,3.0A,3.1A,3.2Aのユーザ
■確認作業(DC-7104取扱説明書「6-2.設定状態の確認」参照)
付属のソフトウェア CONTROLLER DC-7104のメインメニュー画面中のリストボタン、
またはメニュー内の「その他(C)」→「設定状態の確認(S)」をクリックし、
"測定器・チャンネルも選択"ウィンドウよりチェックを行ないたい測定器を選択します。
選択後、設定/状態リストウィンドウが開きます。
設定/状態リストボックス内の
"MAIN ROM バージョン:1.0A,1.0B,1.0C,2.0A,2.1A,3.0A,3.1A,3.2A"
の方が今回アップデート対象のユーザです。
アップデート後、 "MAIN ROM バージョン:3.2B"と表示されます。
■注意事項
バージョンアップを行なう時、接続台数は必ず1台で行なってください。
複数台接続時にバージョンアップを行なうと、接続されている全てのDC-104Rが
動作しなくなる可能性があります。
■使用方法・手順1
1. 下のDownload Startをクリックしてください。
バージョンアップファイルのダウンロードが開始されます。
2. DC10432B.PRG(バージョンアップファイル)のダウンロードが終了後
以下、"使用方法・手順2"に従ってVer.3.2Bへのアップデートを行なってください。
■使用方法・手順2
- 本測定器の電源がOFFになっていること、コントロールソフトが起動していない
状態であることを確認した上で行なってください。 - 本測定器の電源を本体前面のSTART/STOPキーを押しながら入れ、状態LEDのSYNC、
及びMESが点滅しましたら、START/STOPキーを離します。 - コントロールソフトを起動します。起動直後にバージョンアップモードのウィンドウ
が開きますので「OK」ボタンをクリックしバージョンアップを続けます。 - メニューの「その他(C)」ー「プログラムの書き込み(W)」を選択します。
- 下のバージョンアップウィンドウが開きます。バージョンアップを続ける場合は、
「次へ」ボタンをクリックして進みます。 - 「プログラムファイルの場所を指定してください。」と表示されたウィンドウが
開きます ので、「ファイル指定」ボタンをクリックして進みます。 - 6.で「ファイルの指定」ボタンをクリックするとファイルの読み込みウィンドウが開きます。ダウンロードしたバージョンアップファイルを選択し「開く」ボタンをクリックします。
- ファイルの選択を行なうとプログラムファイルの読み込みを知らせるウィンドウが
開きますので、「実行」ボタンをクリックし進みます。バージョンアップを実行します。 - バージョンアップが正常に終了すると下のウィンドウが開きます。以上でDC-104Rの
バージョンアップは終了です。「キャンセル」ボタンをクリックして終了します。
また、バージョンアップ後、測定を行なう場合は、電源を再投入してください。
履歴:Ver.3.2Aの修正内容
- CFカードの1GByteに対応しました。
- (Ra)校正出力が使用チャンネル数1と2の場合に出力されない不具合を修正しました。
- 複数台接続して使用した場合にマスターがフロントパネルキーによるバランスを実行するとスレーブに3秒程度のファイルが作成される不具合を修正しました。
履歴:Ver.3.1Aの修正内容
- DC-104RとDC-104RaのROMバージョンを統一しました。
履歴:Ver.2.1Aの修正内容
- CFカードの512MByte、256MByteに対応しました。
- サンプリングの設定に、200msec、500msec、1secを追加しました。
- 測定中に電源がダウンした場合でも、データを回収できるようにしました。
履歴:Ver.2.0Aの修正内容
- 計測中にUSBからデータを出力する機能を追加しました。
- 計測中に電源がダウンした場合には、電源復帰後、計測を再スタートする機能を追加しました。
- CH.1~3に対してCH.4が1データ遅れる不具合を修正しました。
- MAIN ROM バージョン1.0Cでパソコンソフトを使用し、計測をスタートした場合に、マスターの計測スタートがスレーブに対して遅れる不具合を修正しました。
履歴:Ver.1.0Cの修正内容
- DC-104R単体でバランスをとる機能を追加しました。
(詳しくは、追加マニュアルを参照してください。) - 追加マニュアル(PDFファイル)manual.pdfのダウンロード(155kB)
- 電源を再投入した際に、バランス済みのモニタ値が、ダイレクト値に置換わる不具合を修正しました。