測定器関連 FAQ
データロガー全般
-
データロガーの仕様にある確度 ±(0.05% rdg + 1digit) とは何ですか。
rdg → reading.(表示値)
例えば20,000±0.05%とは
読み取り値として 19,990~20,010 の範囲となります。この範囲に1digitの誤差が付加されます。
ひずみの測定の場合 1digit ≒ 1×10-6 となります。 -
無停電電源装置(UPS)を使いたいがUPSであれば、何でもよいのですか。
電源同期型常時インバータ方式のものをご使用ください。
電源非同期型のものは使用しないでください。弊社データロガーは電源周波数(50または60Hz)を利用してハムノイズをキャンセルしているため、電源非同期型を使用しますとデータが大きくバラツク場合があります。
TDS-530/TDS-540/TS-560
-
アンプの電圧出力をTDS-530の電圧モードで測定しています。ソフトはTDS-7130v2を使っていますが電圧表示が1Vの時“1”のみ表示されます。
TDS-530はシンプルメジャーに設定していますと、“1.0000V”と小数点以下の数値と単位を表示しますが、シンプルメジャーを使わない場合は小数点以下の表示桁と単位を手動で設定する必要があります。
#.#### ##.### ###.## などを選択します。 -
変位計CDP-50、4台の平均値は取れますか。
本体だけでは取れませんが平均化接続箱を使用して取ることができます。
TS-963/-960では関数が用意されていますので、平均値なども表示できます。 -
単位などのパラメータを設定しましたがモニタすると反映されていません。
シンプルメジャーに設定されていますと、手動で入力した設定が反映されません。シンプルメジャーの設定を解除してください。
-
荷重計CLH-1MNのパラメータはどのように設定しますか。
容量1MN=1000kNで定格出力が3000μεですので校正係数は1000 ÷ 3000 ≒ 0.33333となります。
よって、係数=3.3333 E-1、単位=kN、表示桁=######と設定することで、1000kN入力した時に表示が1000kNとなります。 -
変位計CDP-5のパラメータはどのように設定しますか。
容量5mmで定格出力が10000μεですので 校正係数は5 ÷ 10000 = 0.0005となります。
よって、 係数=5.0000 E-4、単位=mm、表示桁=###.### と設定することで、5mm入力した時に表示が5.000mmとなります。 -
300kNの荷重計で5V出力するセンサを接続する場合、センサモードは何ですか。
直流電圧 64V (1/100) に設定します。
-
センサ表示を物理量直読にする場合、どのように設定しますか。
300kNで5V出力するセンサの場合、 校正係数は300 ÷ 5 = 60となり、
係数=6.00000E+1、単位=kN、表示桁=######と設定することで、300kN入力した時に表示が300kNとなり物理量で直読できます。
また、表示桁を#####.#にすると300.0kNとなります。 -
パソコンとLANでつなげて測定をしていますが、データメモリの読み出しはどうすればよいですか。
マイネットワークからワークグループを開きTmlというアイコンを探してください。そこにdata_memo とcf_card というフォルダがあり、記録されているデータを読むことができます。
-
2ゲージコモンで4点測定しており、後から1点追加したところ、追加した点の表示が ****I****となっています。どうすればよいですか。
追加した点の初期値を取っていないために起きている現象です。そのチャンネルだけをモニタチャンネルに設定し、モニタ値のイニシャル機能を使用することで、追加した点のみ初期値を取ることができます。
-
単位を設定しても、モニタにはμεと表示されてしまいます。
シンプルメジャーに設定されていますと、手動で入力した設定が反映されません。
シンプルメジャーの設定を解除してください。 -
ダイレクトに設定していますが、スモールmのメジャーになっているチャンネルがあります。
Comet が設定されていますので、“使用しない”を選択してください。
-
ひずみゲージをつないでいますが、表示が ****I****になっています。どんな意味ですか。
初期値を取っていない場合または初期値記憶範囲(±160000)を超えている場合の表示です。
TDS-303
-
しばらく使わないでいて、久しぶりに電源をいれたら、Back Up Errorという表示が出てしまいました。
内蔵のバックアップ用の充電池が放電した場合に表示するエラーメッセージですのでしばらく電源を入れたままにしてください。
内部の設定値などが変化していますので、必ずマニュファクチャリセット(工場出荷時状態)を実行してください。
前面のSTOPキーを押しながら電源を投入して音が鳴るまで押していますと、自己診断メニューを表示しますので、1:MANUFACTURE RESETを実行してください。
長期間放置していないにもかかわらずBack Up Errorが表示される場合は、内蔵のバックアップ用充電池の交換が必要です。 -
内蔵のスイッチボックスが使用できません。
プログラム設定の「7.BOX TYPE」よりB=2のINTにしENTRYキーを押します。
-
[M]/[D]の設定 試験成績書の通りに係数などを設定したのに表示値が ******になってしまいました。
現在のモニタ画面をみていただき、******表示の前にある[ ]は、どの様に表示されておりますか?
表示が[M]の場合、以前ご使用になった時の初期値を測定器が覚えています。その値との計算をして表示しているため、その値が表示範囲を越えている場合に起こります。初期値を取り直して測定するか、ファンクションキー[D]ボタンでダイレクト値表示に切り替えてください。
表示が[D]の場合、変換器のケーブルなどが断線又はショートしている可能性があります。*****の先頭に-の符号がついている場合はどこかでショートしている可能性があり、+の場合は断線の可能性があります。±の符号が無い場合は、もう一度、測定器の設定を確認してください。 -
変換器を接続して、単位まで設定したのに表示が"μ"のままで変わりません。
シンプルメジャーのスイッチがONになっている可能性がありますので、ファンクションキーのSYSTEMを押して、つぎに2:MEMO.SW.を押し、その中のSW-Aを押して4:Simpl MeasのところがOFFであるかを確認してください。
FULLの場合はすべてのチャンネルが"μ"になります。AUTOの場合は熱電対と電圧以外が"μ"になります。 -
データメモリが満杯で記録できないので、クリアにする方法を教えてください。
ファンクションキーのD.MEMOを押すとNow: とChg: が表示されますので、CLRボタンを押すとChg::00001となります。
-
TDS-303バッテリ駆動システム、DCパック12V用と24V用ではどちらが長く測定できますか。
24V用の方が測定可能日数は長いです。
また、TDS-303+DCパックより、TDS-303+リモートパワーコントローラ(RPC-1A)+バッテリを使用した方が消費電力は抑えられます。 -
TDS-303では1ゲージ法2線式は測定できないのでしょうか。
可能です。ただし、端子B,C間をショートし、1ゲージ法3線式に設定して測定してください。
-
どのバージョンからセンサモードに1ゲージ4線式に対応ですか。
1ゲージ4線式対応スイッチボックスを使用する事により、どのバージョンの測定器でも、センサモード 00で1G4W120Ωの測定が可能です。また、Ver3.1Bより対応、センサモード 05:1G4W120Ω、06:1G4W240Ω、07:1G4W350Ωが追加され完全対応となっています。
-
Xport InstallerとCom Port RedirectorはWindows 7/8/10に対応しますか。
LantronixのXport InstallerとCom Port Redirectorというソフトを使用しています。
XPort Installerは現在DeviceInstallerという名称でリリースされており、Windows8の32/64bit両方対応しています。
Com Port RedirectorはWindows7の32/64bit対応の物がリリースされています。 以下からダウンロードを行えます。
DeviceInsaller http://ltxfaq.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/644 ここの以下の項目です。 Stand-alone DeviceInstaller Setup application for Windows(91 MB)
Com Port Redirector http://ltxfaq.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/928 ここの以下の項目です。 CPR Setup application for Windows GUI (1.3 MB)
TDS-102
-
電源投入時バックアップエラーと出た。どうしたらいいですか。
設定内容がランダムに書き換わってしまうため工場出荷時に戻す必要があります。方法はDELキーを押しながら電源を投入してください。
-
インターバルタイマーがかかりっぱなしで止められません。また、RS-232C通信ができないなど突然動作がおかしくなってしまいました。
ノイズなどの影響でデータメモリ内の設定が変わった。またはランダムになった可能性があります。工場出荷時に戻す必要があります。 なお、万が一この様な現象が起きた場合のために測定条件、データメモリのデータをカードに保存しておくことをお勧めします。
THS-1100
-
電源投入時バックアップエラーと出ました。どうしたらいいですか。
設定内容がランダムに書き換わってしまうため工場出荷時に戻す必要があります。
方法は sys → メモリスイッチのD7を yes にします。
sysのメインメニューでF3キーを押します。
テンキーで5を押し(画面上では「5」のメニューは表示されていません)
Hard Wear Check 画面が出てくるので 3-Initial Reset を選択します。
999 を入力してENTキーを押すとリセットがかかる。ただしメモリスイッチの設定はリセットされません。
スイッチボックス
-
ISW-50C用の光ケーブルの最大延長距離を教えてください。
延長ケーブル(CR-8580 800m)で接続し、途中に光ブースタを入れることにより、2500mの延長は可能です。ただし、スイッチボックスとブースタには電源100Vが必要です。
-
データロガーTDS-602とスイッチボックスFSW-21Cとの組み合わせではTDSスイッチを302と101のどちらにすれば良いですか。
データロガーTDS-30x,60xで使用する場合は、302側で使用してください。
-
スイッチボックスASW-50Aと50Cを併用できますか。
可能です。ただし、50Aはセンサモードのリモート設定が出来ないのでマニュアルでセンサモードを設定する必要があります。
ワイヤレスデータ収録システム ZT-014/ZT-120
-
ひずみゲージや変換器を無線(ワイヤレス)で測定できるのですか。
測定できます。ただし、ひずみゲージの場合は350Ωのひずみゲージとブリッジボックスが必要となります。
-
データロガーの様に異なる種類のセンサも多点で測定できますか。
ZT-014をZT-120(ワイヤレスコントローラ)で20台コントロール可能です。
-
電波に関する専門知識はどの程度必要ですか。
特に必要ありません。アンテナの向きなど取扱い上の注意事項がありますので取扱説明書をご確認してください。
-
海外でも使用できますか。
日本国内のみで使用できます。
-
受信した状態のモニタ画面はどの様に見えますか。
パソコン上で数値モニタできます。標準付属のコントロールソフトウェアZT-7120でモニタできます。
TML-NET/ネットワーク型計測システム
-
このネットワーク型はLANや電話回線でも利用できますか。
直接は接続できません。データロガーからLANやモデムを介してデータを送ります。
-
2線式、(4線式)とありますが、違いは何ですか。
4線式はモジュールに供給する電源を別に設けることで、測定点数や延長距離を延ばすことができます。
-
データロガーと組み合わせて使えますか。
ネットワークドライバND-100/NDR-100を使用することでスイッチボックスと混在が可能です。
-
1台で50点接続できるスイッチボックスと比べて接続作業が大変ではないのですか。
測定箇所が離れている場合にネットワークモジュールはセンサをカスケード接続しスター型にも配線可能で、スイッチボックスへの集中配線に比べ配線距離が短く容易に配線できます。
-
省電力モジュールと従来のNSW-011BやNSW-014Bはそのまま使えますか。
混在で使用可能です。ただし、測定点数と延長距離はNSW-011BやNSW-014BのBタイプの仕様となります。
-
屋外に設置、長期測定でも使えますか。保護カバーはありますか。
屋外での使用は雨などに当たらない収納ケースを利用すれば長期測定できます。
-
専用2心シールドケーブルとありますが、他のケーブルで延長はできませんか。
他の多心ケーブルなどでは伝送信号に影響がでる可能性があるためお勧めできません。
-
ネットワーク型傾斜計の傾斜計間でケーブル延長はできますか。
ホールごとの延長も専用ケーブルを使用すれば延長できます。
TC-32K
-
TC-32KにCSW-5Bをつなぎ1時間スリープインターバルでどのくらい測定できますか。
常温環境下の電池使用で約2400時間(100日)測定できます。
-
電池での使用時間はどのくらいですか。
連続使用では10時間です。1時間のスリープインターバルでは116日間測定できます。
-
単位をkNに設定しても、モニタにはμεと表示されてしまいます。
シンプルメジャーが設定されていますと、単位の設定が反映されません。シンプルメジャーの設定を解除してください。
-
TC-32Kの測定値をパソコンでモニタしたいのですが、そのようなソフトはありますか。
Visual Log Light TDS-700Lで可能です。
-
ロードセル(荷重計)を接続して測定します。パラメータはどのように設定しますか。
係数・表示桁・単位を設定します。荷重計に添付されている試験成績書を参考に、Cap/RO設定からでも定格容量や定格出力などを入力することで係数設定が可能です。
-
1ゲージ4線式はアダプタがなくても使用できますか。
入力端子にバラ線を接続することで、TC-32K本体や当社製スイッチボックスで使用できます。
-
CFカードに記録したデータをパソコンで見るにはどうすればよいですか。
市販のカードリーダーを使ってパソコンに挿入して読み出します。データの確認はTC-32K本体でもできます。
-
熱電対モードにしたとき、熱電対を接続しない場合の表示はどうなりますか。
入力オープンの場合、デフォルトでは定まった数値は表示されません。
メニューから測定に関する設定を選択し、次の画面でバーンアウトチェックの設定を「する」にすると、熱電対が未接続の場合「********」表示になります。 -
CFカードが認識されません。
CFカードのフォーマットを確認してください。TC-32KはFAT16のみ対応となります。
-
データメモリとCFカードにデータを記録していますが、データメモリがいっぱいになったら記録はどうなりますか。
データメモリへは、リングバッファの設定が「Off」の場合、それ以上記録しません。「On」の場合は、古いデータを捨てて、最新のデータを記録し続けます。
CFカードへは記録し続けます。1ファイル65000データ記録でき、自動的に新しくファイルが作成されます。 -
TC-32Kを用いて多点測定できますか。
専用スイッチボックスCSW-5Bを使用することにより5点の自動測定が可能です。
複数のスイッチボックスをつなぎ替えて測定することで10台まで管理できます。
TC-31K
-
チェック機能使用時のセンサモードは関係ありますか。
チェック機能はひずみ測定機能とは別なのでセンサモードは関係ありません。
-
TC-31KにCFカードアダプタが入りません。
CFカード対応はTYPE S238C以降です。それ以前のタイプはSRAMカードのみの対応です。
-
5chモードにならないのはなぜですか。
御使用のTC-31Kのバージョンを確認してください。Ver.1.26までは5chモードがありません。バージョンアップが必要です。
-
TC-31Kで長期測定をしたい乾電池駆動でどの位もちますか。
単三型乾電池 でTC-31K+CSW-5A を用い、10分間隔でスリープインターバルをした場合、下記のような実績があります。
アルカリ 820時間
リチウム 1350時間
電池寿命は使用環境などの影響を大きく受けるので、この数値は参考値としてください。
-
寒冷地でTC-31Kを電池駆動させたい。
寒冷地では乾電池の消耗が激しく、測定に支障が出る場合があります。弊社で各種単三型乾電池を確認した結果以下のようになりました。
・長寿命電池(リチウム)のTC-31Kでの使用時間実測調査
TC-31K,CSW-5Aを使用し25℃での連続使用時間アルカリ 6時間30分
ニッケル 5時間10分
リチウム 10時間
TC-31K,CSW-5Aを使用し-10℃での連続使用時間
アルカリ 1時間10分
ニッケル 1時間40分
リチウム 8時間20分
寒冷地では 単三型リチウム一時電池(エナジャイザー社 FR6ELU)が適しています。
電池寿命は使用環境などの影響を大きく受けるので、この数値は参考値としてください。
TC-31M
-
TC-31Mを挿入型傾斜計に使用したいが可能ですか。
1軸の挿入型傾斜計[KB-GC]であれば可能です。2軸の挿入型傾斜計[KB-HC]にはTC-32KとオプションのIA-32を推奨します。
TD-91B
-
TD-91Bの設定方法が難しい。
簡易取説"TD-91Bの簡易的な設定方法”を利用してください。
DC-204R/DC-104R
-
同期ケーブルは20cmしかないが延長可能ですか。
同期ケーブルの延長は出来ません。
-
頻度計HR-908A 用のアッテネータケーブル(以下ATTケーブル)は使用できますか。
HR-908A 用のATTケーブルはDC-104Rには使用できません。
必ずDC-204R/DC-104R専用のATTケーブルCR-4010 (オプション)を御使用ください。 -
ローパスフィルタの特性で、オクターブあたり何dBさがるのでしょうか。
オクターブ当り12dB低下します。(‐12dB/oct )
尚、DC-204R/DC-104Rのローパスフィルターはバタワース型(位相平坦型)です。
詳細はこちらを参照してください。 -
スタートトリガがかからないのですがどうしたらよいですか。
データトリガはレベルとスロープがともに設定内容と一致しないとかかりません。
また、トリガは係数をかける前の測定ひずみ値(または電圧値)に対して有効です。係数を-1に設定してレベルの極性、スロープの傾きを逆に設定しても無効です。トリガはかかりません。
(ただし、係数を‐1に設定しておくとモニタ表示では極性が逆になります。)
例として、レベル:-20 、スロープ:down でトリガをかけたい場合、
係数を-1に設定したからといって、レベル:+20 、スロープ:up と設定しても
トリガはかかりません。レベル:-20 、スロープ:down と設定してください。
また、トリガレベルの設定は設定フルスケールの0~±100%までの1% ピッチです。
例:設定フルスケール:5000μεの1% = 50μεピッチ
あまり低い設定レベルですと、ドリフトやノイズによりトリガがかかる可能性があります。 -
バッテリで長期間測定したいのですが、どれくらいのバッテリを用意すればいいですか。
たとえば測定期間を1週間と仮定します。
DC-204R/DC-104Rの消費電流を最大0.4A としますと
0.4(A)×24(時間)×7 (日)=67(AH)
となり、約70AHのバッテリが必要となります。ただし、バッテリの自然放電や環境の温度などを
考慮し、安全を考えるとこの倍くらいのバッテリが必要と思われます。(38AHの車のバッテリで3~4個分)
ソーラーシステムを利用して測定する場合は以下のようなシステムになります。
ソーラーパネルやバッテリの容量などを考慮して、安全側になるよう機種を選定する必要があります。オプションのバッテリパックBA-104を使用して測定すると、
単三型ニッケル水素電池:約5時間(常温)
アルカリ乾電池:約3時間(常温)の測定が可能です。
この場合、新しい電池と古い電池、種類、銘柄などの異なる電池を混ぜて使用しないでください。
充電式電池では同時に充電したものをご使用ください。
※ DC-204R/DC-104Rの消費電流について
仕様書より消費電流は3.5VA です。ブリッジが350Ωであれば若干少なくなります。また使用CHが減ればさらに少なくなります。
尚、DC-104Rに供給する電源電圧は10~16 VDCです。 -
DC-204R/DC-104R を複数台接続する時に、USBハブの電源(ACアダプタ)は必ずいれなければならないのでしょうか。ハブによって、ACアダプタ有り無しがあるのですがどうしたらよいですか。
USBハブの電源(ACアダプタ)を入れる必要はありません。
DC-204R/DC-104RはUSB から電源をもらっていません。ただし、各DC-104Rへの電源供給は必要です。 -
DC-204R/DC-104R のフリーランで、1回の測定を複数のファイルでデータを収録しました。データ整理で、ファイルとファイルの接合部でデータはつながるが、ヘッダの時間が秒単位なので時間がきれいにつながらないのですがどうしたらよいですか。
ヘッダの時間が秒単位であるのに対し、サンプルはμsecやmsec なのでどうしてもぴったりになりません。ファイルサイズがぴったり1秒で割り切れないので、ヘッダの時間とサンプル数で差が出ます。最初のファイルの時間を基準にサンプル数で時間を求めてください。
-
複数台での測定で、同期がとれないのですがどうしたらよいですか。
DC-204R/DC-104R は8台(32CH)まで、同時サンプリングで測定が可能です。
複数台での測定で同期をとるには、同期ケーブルCR-6180 (オプション)が必要です。
1台目のDC-204R/DC-104RのOUTから次のDC-204R/DC-104RのIN に接続します。次の台も同様に接続します。
IN コネクタが空きになっている台が自動的にマスターとなります。マスターがサンプリングを開始すると同時にスレーブもサンプリングを開始し、同時に終了します。また、同時に測定する複数のDC-204R/DC-104Rについて、以下の設定項目はすべて同一に設定してください。異なりますと測定ができません。複数台の測定時に、同一に設定しなければならない項目
○ 使用チャンネル数
○ トリガーモード
○ サンプリングレート
○ 測定データサイズ
○ プリエリア注 同期ケーブルの接続は、全てのDC-204R/DC-104Rの電源をOFFにして行ってください。
また、電源の投入はマスターから先にいれてください。
DC-104R
-
DC-104R のバックアップ用電池がなくなった場合、設定内容はどうなるのでしょうか。
RAMの内容がおかしくなるので、設定データが設定可能範囲外であればデフォルト値となり、設定可能範囲内であれば、その設定内容が書換わってしまい、意味のないおかしな設定内容となります。
DC-104Rを初めて使用される場合や、DC-104Rの通電を、バックアップ有効期間以上行っていないときは測定前に必ず充電を行ってください。充電はDC-104Rに電源を通電することにより行われます。
バックアップ用電池のフル充電時間:約12時間
バックアップ用電池のバックアップ有効期間:約1週間
日付・時刻の確認を行い、(添付ソフト6-2.設定状態の確認を参照)現在の日時からずれている場合は、充電電池が空の状態であると思われますので、充電を行ってください。充電後に正しい日時を再設定してください。(添付ソフト5-2.日付・時刻設定を参照)
一般的にバックアップ用電池の寿命は約4~5年です。頻繁に日付・時刻がずれるような場合は寿命と思われますので、弊社にお問合せください。
その他
-
CFカード対応測定器で利用できるCFメモリカードはどのようなものがありますか。
弊社指定のCFカードをご使用ください。それ以外のCFカードの動作は保証していません。
-
旧型のTDS-303,102,TC-31K用のSRAMメモリカード(MC-512J、MC-2MJ)の電池はどれ位持ちますか。
使用状況・環境により変化しますが、約2年使用できます。
-
TDS-601、RM-352のFDをDOS/VのPCで読むにはどうすればいいですか。
これらの機器はNEC仕様の2HD(1.25MB)と2DD(640kB)およびDOS/V仕様の2DD(720kB)フォーマットをサポートしています。したがってDOS/VのPCで使うには2DD(720kB)フォーマットを推奨します。(フォーマット方法は取扱説明書を参照)
また、USB接続の外付けフロッピードライブには3モード対応(2DD,1.25MBの2HD,1.44MBの2HD)の機種が多数市販されており利用できます。
測定およびシステム関係 測定システム
-
スイッチボックスを複数箇所に分散させた場合のアレスタの設置方法を教えてください。
屋外に配線したスイッチボックス延長ケーブルから、落雷の影響を受けないように通常、延長ケーブルの両端にアレスタを設置する必要があります。複数箇所にスイッチボックスを設置した場合、下図のようにアレスタNZ-7Bのコネクタと端子盤を使用して設置することが可能です。