本装置は、ホールセンサを装着した海中の二枚貝の殻体運動を測定し、その開閉運動の変化により赤潮や貧酸素などの海の環境異常をいち早くキャッチし、無線により警報として通知します。また貝類の生態基礎研究などへの活用も可能です。ホールセンサは、最大8チャンネル分装着でき、装置は防水機能を有しています。
特許(第3607284号「有害な水質環境の検査方法及び水質環境監視システム」)
測定原理
二枚貝の一方の殻体へホールセンサを、もう一方の殻体へ永久磁石をそれぞれ接着剤にて取付けます。殻体の開閉運動によって生じる二枚の殻体距離に応じた磁界の強度変化を、電気信号に変換して測定します。
特長
- 最大8点のセンサが測定可能
- 貝に悪影響、拘束などを及ぼさないセンサ
- 無線での制御とデータ送信が可能
- 異常時警報とデータをEメールで送信
- 電源は省電力設計で小型ソーラシステムを採用
- データメモリ15時間記録可能(0.5sサンプリング時)
- 海水に対応した防水・耐候性機能
- バッテリ電圧の自動測定
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