二枚貝殻体運動測定装置

SL-200シリーズ

本器は、ホールセンサを付けた海中の二枚貝の殻体運動を測定し、その開閉運動の変化により赤潮や貧酸素などの海の環境異常をいち早くキャッチする測定器です。貝の運動を妨げることなく、開閉回数や速度を解析し、貝の運動を傾向的に捉えます。また貝類の生態基礎研究などへの活用も可能です。
殻体運動を検出するホールセンサを最大8 点、海水温測定用の温度センサを最大4 点接続でき、測定値は時系列の挙動の他、開閉の回数と平均値、時間間隔を基にした頻度解析結果で出力します。
オプションの無線ユニットを用いる事で、インターネットを介して遠隔からの制御と測定データの取得を可能にします。更に、専用架台にソーラーパネルとバッテリを取付けたオプションのソーラーユニットを用いる事で、沖合の筏上で長期に運用することができるため、筏ごと設置場所を移動することも可能となります。
 

SL-200
特長
  • 殻体測定用のホールセンサを最大8 点接続可能
  • 海水温測定用の温度センサを最大4 点接続可能
  • 貝に悪影響を及ぼさないセンサ
  • 無線ユニット(オプション)により、遠隔で制御および測定データの送信が可能
  • ソーラーユニット(オプション)により、筏上でシステム単体での運用が可能
  • 海水に対応した防水・耐候性機能
  • 仕様

    型名 SL-208A
    測定点数 8点
    適用センサ ホールセンサ
    サンプリング速度 0.5sec
    防水仕様 IP54準拠
    電源 DC10~15V

システムブロック図

SL-200