無鉛はんだに準拠
従来のひずみゲージは、ゲージエレメントと称する金属箔に電気信号を伝えるゲージリードが鉛入りはんだで接合されています。鉛入りはんだは鉛とスズの合金であり、柔らかい鉛が応力を緩和させる効果を有しています。一方で、鉛は人体にとって有害物質だけでなく自然環境に対する影響も懸念されます。RoHS指令に伴い、無鉛はんだと従来のひずみゲージ形状の組合せでは、規格であるNAS942に準拠する疲労寿命特性を満足しない場合がありました。当社では、無鉛はんだを用いた場合においても応力集中しない新たなはんだタブ形状を採用し、従来のひずみゲージ特性の維持、且つ環境へ配慮した次世代のひずみゲージGOBLETを推奨しています。
GOBLETはGauges Of Brilliant Lifespan and Environmentally Thoughtful(優れた寿命を持ち、環境への配慮を考えたひずみゲージ)をデザインテーマとしています。GOBLETは当社のひずみゲージを根幹にしたCEマーク適合のシリーズでRoHS指令に適合した製品としてCEマークを付しています。
現在、下記のGOBLETシリーズを展開しています。合わせて、無鉛はんだ仕様の専用リード線も取り揃えています。
- 一般用ひずみゲージFシリーズ(一部非対応があります)
- 高温用ひずみゲージQFシリーズ(一部非対応があります)
- 複合材料用ひずみゲージBFシリーズ
- プラスチック用ひずみゲージGFシリーズ
- 木材・石膏用ひずみゲージLFシリーズ
- 塑性域ひずみゲージYEFシリーズ